出世したくない人に一度でいいから考えてほしい3つのこと

出世したくない人に考えて欲しい3つのこと

あなたは出世に対して意欲的ですか?

若者を中心に出世欲が失われているというアンケート結果が公表されました。

出世しても収入は増えない、辛いことが増えるという声が多くありますが、出世しないということにはリスクも隠れています。

ここでは、出世のメリットや一度考えてみてほしい3つのことについてご紹介します。

 

出世をしたくない人の心理とは

そもそも、なぜ出世したくないと思うのでしょうか?

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると、最も多い出世したくない理由として挙げられるのがワークライフバランスを重視したいという理由、2番目が責任の範囲が広げたくないこと、そして第3位が出世しても収入増につながりにくいからという理由が挙げられています。

逆に、出世したい人の理由を見ると、1位は給与が上がること、2位は自分の成長を感じられること、そして3位には高い目標をもって働けることが挙げられています。

 

この結果を見ると、出世をしたくない人はプライベートを大切にしていること、そして会社に対する期待が薄いことが見て取れます。

これは、不景気の真っただ中を生きてきたため、仕事をしていても成長や待遇改善は期待ができないと感じているからなのかもしれません。

逆に出世を目指す人は、より高い収入と自己の成長を目指して仕事に取り組んでいるのでしょう。

 

これらは生き方の問題なのでどちらがよいということではありません。

ですが、後悔しない人生を歩むためには、どちらにしても感情ではなく、出世した方がよいのか、しない方がよいのかという選択を自分に投げかけたうえで、意志をもって選ぶことが重要です。

そこで次からは、出世のメリットについてご紹介します。

 

出世をすることのメリット

何かを選択する時には、デメリットだけを見るのではなくメリットも考え、中立的な立場に立って考えるようにすると、後で後悔しない選択ができるようになるものです。

それでは、出世のメリットは何か、あなたにはどのような内容が思い浮かびますか?

ここでは、特に重要な3つのメリットをご紹介します。

 

もしあなたの中に出世したくないという思いがあるのであれば、参考にしたうえで出世したくない理由と比較し、優先順位はどちらが上かを考える参考にしてみてください。

また、出世したい想いが強い方は、その理由は何なのかを考える参考にしていただければ幸いです。

それではご紹介していきます。

 

収入が増える

まず言えるのは、収入が上がるということです。

出世したくない人の意見の中には、出世によって残業代などがつかなくなることで収入が減るというものがありますが、そうした企業は全体で見れば少数派です。

また、月収ベースでみると下がったとしても、ボーナスを含めた年収ベースでみると上がっているというケースは少なくありません。

 

さらに、残業代というのは会社にとって大きなコストであると同時に、過労死などの問題からリスクでもあります。

そのため、将来的に考えると残業代が減る可能性が高まりますし、また、年齢を重ねるごとに体力は衰えていくものですから、40歳や50歳になっても残業代で稼いでいくというのは困難と言えるでしょう。

 

その点、出世することで基本給は上がりますし、ボーナスも増えます。

一つや二つの昇給では実感がわかないかもしれませんが、課長や部長クラスに出世すれば、収入の差が明確にわかるようになるでしょう。

ですが、課長や部長に出世するためには10年や20年の歳月が必要になるのと同時に、その道のりは一段一段着実に上がっていく必要があります。

そこで重要なことが、キャリアプランを描くことです。

 

あなたは、今後どのようなキャリアプランを描いていますか?

どれくらいの収入を手に入れたいのか、サラリーマンとして大成したいのか、独立をしたいのか、スペシャリストとして一つの道を究めていきたいのか、ゼネラリストとして事業全体を統括していきたいのか…。

今はまだ実感がわかないかもしれませんし先のことですから、考えるのは面倒だと思われるかもしれません。

そして、こうしたことは考えるのが億劫だからこそ、出世したくないという気持ちが出てくるとも言えるのかもしれません。

ですが、先を見据えて自分のキャリアプランを考えることが、将来も安定して収入を得続けることに繋がり、それはいつまでもプライベートを充実させていくことにつながります。

50代前半の平均年収は約550万円という統計もあります。

周りが収入を上げていく中で、自分はどのように収入を上げていくのか、一度考えてみてもいいのではないでしょうか?

 

それまでとは異なるやりがいを感じられる

続いて紹介するメリットは、それまでとは違った仕事のやりがいを見つけられることにあります。

仕事は、役職に合わせて任せられる仕事が変わります。

分かりやすいところではマネジメントでしょう。

 

あなたはマネジメントという言葉を聞くと、大変そう、嫌な役回りという印象を持っていませんか?

確かに、管理職としての責任の重さやコミュニケーション力の不安からくる人材育成への懸念は、出世したくない理由として多く挙げられています。

ですが、これもまたマネジメントが持つ側面の一つにすぎず、別の側面から見ればマネージャーだからこそ味わえるやりがいや楽しさがあるのも事実です。

 

例えば、チームを組んでプロジェクトに取り組み、そして無事にやり切ったとき、チームを構成するスタッフの一人として参加するのとリーダーとなって参加するのとでは大きな差があります。

リーダーは、プロジェクトに取り組む過程で進め方に悩んだり人間関係に悩んだりすることが一度や二度ではありません。

そのような時に、プロジェクトを進めることの難しさや人の優しさ、そして人間関係の重要性を学ぶものです。

それらを乗り越えてプロジェクトをやりきった時には、それまで感じたことのない達成感を得られることでしょう。

そしてその達成感は、その後も意欲的に仕事に取り組む原動力となりますし、その原動力がスキルアップや評価向上につながり、さらに上のステージへと押し上げてくれるのです。

 

この経験は、仕事をする以上遅かれ早かれ経験するものですし、正社員として働くのであれば必ず会社から求められるものでもあります。

また、他の人も悩みながら恐る恐る一歩を踏み出して、気づけば乗り越えているものですから、まずは挑戦することが大切です。

その経験はあなたを一回りも二回りも成長させ、人としての魅力をも大いに高めていくことにつながるでしょう。

 

退職のリスクが減る

三つ目は、退職のリスクが減ることです。

会社は、時としてリストラを断行する可能性を秘めており、その可能性はどのような大企業でも共通して存在しています。

そして出世をしていると、そのような時にも守られやすいというメリットがあります。

 

あなたが20代でしっかりと成果を出しているのであれば、リストラの危機が迫ったとしても乗り越える可能性は高いでしょう。

ですが、仮に同じ役職で同じ実績を出す二人の社員がいたとして、片方は50代、片方は20代だったとしたら、会社はどちらを選択するでしょうか?

客観的に考えると、若い方が選ばれやすいと言えるのではないでしょうか?

同じ実績を出せるスキルを身に着けるまでに20年、もしくはスキルを身に着けてから数年スキル向上の兆しが見られない人と、スキルを身に着けるまでに数年しかかかっていないという点を比べても、やはり若い方が残りやすいと言えます。

 

リストラは、自分は大丈夫、自分の会社は大丈夫と思っていると、突然宣告されて右往左往することになってしまいます。

そうではなく、出世を目指して日々リスクと闘いながら実際に出世を勝ち取ることで、リストラされるリスクを減らせると同時にもしリストラされてもすぐに対応できるというリスク管理につながるのです。

人生は、常に何かしらのリスクを抱えながら日々を過ごしています。

出世を目指すということは、リスクヘッジにつながるという意味を含まれているのです。

 

以上、ここまで出世のメリットについてご紹介してまいりました。

大切なことは、それは違うと思うのではなく、そういう考え方もあると一度飲み込んだうえで、それを踏まえても出世しない道を選ぶ明確な理由を自分の中に持つことです。

それが無ければ、将来後悔することもあるでしょう。

次からは、特に出世したくないという人に実際に考えてほしいことについてご紹介します。

 

あなたは20年後にどうなっていたいですか?

まずは、あなたにとって理想的な20年後はどのような状況なのかという質問です。

望もうと望まぬと、将来は必ずやってきます。

その時、あなたはどのような人生を手に入れていたいでしょうか?

 

20年後といえば、おそらくほとんどの人がビジネスマンとしてのピークは過ぎている頃でしょうから、そこから一念発起して収入を上げていくというのは難しいと言えるでしょう。

人によっては定年近くになる歳を迎えているかもしれません。

その時、あなたはどのような暮らしを手に入れたいですか?

また、年収はどれくらいで、どのように手に入れますか?

 

生活水準というのは、何もしなくても手に入るというものではありません。

むしろ、時間が経過するごとに自身の事故や病気、親の介護、または会社の倒産といったリスクは高まるため、意識的にリスクを回避し、行動を起こしていかなければ生活水準が下がる可能性は大いにあります。

特に40歳を過ぎると現在支払っている税金に介護保険の支払いが義務付けられるため、さらに手取りが減ることは避けられません。

 

そして、出世しないことを選ぶということは収入が増えるチャンスを手放すということでもありますから、簡単には水準は上げられません。

もちろん副業などはありますが、その場合でもいくらの収入を得たいのかを考える必要がありますから、まずは将来のビジョンを思い描くことが大切です。

 

あなたにとって理想の20年後は状況ですか?

まずはそれを考えてみましょう。

 

今後手に入れたいものと手放したくないものは何ですか?

続いて考えてほしいのは、今後の人生で手に入れたいもの、そして手放したくないものは何ですか?ということです。

なぜ、このようなことを聞くのか。

それは、この質問に対して明確に答えることができれば、先の質問に挙げた20年後に手に入れたい自分の理想がぐっと近くなるからです。

人には理性と感情が存在していますが、ほとんどの人は感情を優先しますし、それは私も含めて多くの人が納得することでしょう。

だからこそ、これだけは手に入れたい、逆にこれだけは手放したくないというものが明確になっていれば、人生の節目に訪れる様々な選択に対して、明確な意思をもって選べるようになるのです。

 

例えば手に入れたいものでいうと、お金や家といった物理的なものから、自由な時間や役職など、様々なものが挙げられるでしょう。

また、手放したくないもので言うと、現在享受できているプライベートな時間や会社の立ち位置、仕事内容などが挙げられるかもしれません。

 

手に入れたい理由は感情でも構いません、というよりも、手に入れたいという思いに理屈はないでしょう。

そして、それを手に入れるために出世は必要なのか、必要ではないのか、それを考えてみてください。

もし出世が必要なのであれば、後は手に入れたい想いと出世したくない思いのどちらが優先されるのかを自分の心に問いかけてみる必要があります。

そのうえで出世しないことを選ぶのであれば、手に入れたいものや手放したくないものを手放すことを受け入れる必要があります。

これらは、一方を手に入れれば一方は手に入らないというトレードオフの関係にあるのです。

 

いかがでしょうか?

あなたにとって人生で大切なことは何でしょうか?

 

あなたにとって後悔しない人生とはどのようなものですか?

最後の質問は、あなたにとって後悔しない人生とはどのような人生なのかと言いうことです。

せっかく一度きりの人生ですから、死ぬときになって後悔する人生は過ごしたくないですよね?

楽しいことを思いっきり楽しんで、やり切って最期を迎えたいと、多くの人が望んでいるはずです。

 

そしてこの質問の答えを見つける時には、同時に最も後悔する人生は何かを考えることも大切です。

考えを巡らせるときのコツは、極端に考えること、そして最悪のケースも同時に考えることです。

極端に考えることで最良のパターンと最悪のパターンを思い浮かべることができ、それによって自分の中の妥協点や最低でも到達したいラインがはっきりと認識できるようになります。

 

また、最悪のパターンを考えることでリスクマネジメントができるようになります。

いい方だけを考えると、求めるハードルが一本しかないので、それに達しなかったらすべて失敗になってしまいます。

ですが、最悪のパターンを考えておくことで受け皿とも呼べる下のハードルが設定され、それを下回らなければ、最低限よしと考えられるようになるのです。

また、最悪のパターンが想定できればそうはならないようにしようという防衛反応が働くようになりますから、結果的に良い結果を生み出せるようになるのです。

 

これらを踏まえたうえで、あなたにとって後悔しない人生がどのような人生なのかを考えてみましょう。

その人生は、上で質問した内容としっかり関連づいていますか?

20年後を迎えた時の自分の生活スタイルにマッチしていて、手に入れたいものや手放したくないものがしっかりと手元にある、そういう状況が思い浮かべたでしょうか?

 

思い浮かべたのであれば、最後にそれは仕事でどのような成果を手にする必要があるのかを改めて考えてみましょう。

出世する必要がない、もしくは出世しない方が理想的な将来に近づけるのであれば、今進んでいる道を全力で進んだ方がよいと言えるでしょう。

また、出世が必要なのであればどの程度の出世が必要なのかを明確にしていくようにしましょう。

全てを理想的にすることはできません。

ですから、何を優先し、何を妥協するのかを取捨選択することが大切です。

 

まとめ

出世をするということは、デメリットがある反面、当然メリットもありますし、その代表的なものが収入でしょう。

また、生活をするうえで収入にスポットが当たるのは避けては通れません。

今後は消費税増税等の可能性もありますから、ますますいかに収入を維持していくか、そして高めていくかは重要なことです。

その意味で、出世を志さないのであれば、どのように生活水準を維持し続けるかを考えなければいけないと言えます。

 

今回ご紹介した質問内容はその問題に答えを見出してくれるはずです。

考えることは大変かもしれませんが、一度考えてみてください。

そして、どのような道を選ぶにしても、今回の記事があなたにとって良い分岐点となれたら幸いです。

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