【財務諸表でわかる】企業の安全性の調べ方

 

 

投資をする上で、企業がこれからも発展・存続するのかは非常に重要です。

しかし、株取引を始めたばかりの投資家はその企業の財務諸表を見ることなく、「注目の株だから」とかこれから控えるイベントに関連する「イベント株だから」とかその企業の情報を調べることもなく株を購入してしまう人もいると思います。

(たいてい、注目される株は一般の投資家がニュースなどで耳にするようになった時には、すでに株価に織り込まれた形となっていることが多いです。そこで、株を買ってしまうと。。あとはご想像通りの結果となるでしょう。)

ここでは、そんな悲劇の投資家を生まないためにも(私自身の戒めのためにも)財務諸表から企業の安全性を図るための指標を紹介し、投資の判断材料としてもらえれば嬉しいです。

※投資は自己責任です。上辺のニュースで「これから儲かりそうだから」と、安易に投資を決断するのは非常に危険です。自分自身で情報を分析し、そこから見える情報の本質を見極め投資の判断とすることが非常に大切です。

財務諸表とはなんぞや?貸借対照表って何?損益計算書???という方は、以下の記事をご覧ください。

「作成中」:「財務諸表とはなんぞや?貸借対照表って何?損益計算書???わかりやすく解説します。」

経営に安全性を図る指標とは

企業の安全性を測る指標として以下のものがあります。

・自己資本比率

・流動比率

・固定比率

・インタレスト・ガバレッジ・レシオ

・営業CF対利息支払い額比率

・有利子負債返済年数

ここではまず、上から3つ自己資本比率・流動比率・固定比率について解説していきます。

ではそれぞれの詳細を見てみましょう。

自己資本比率(企業体力を測る)

これは有名な指標ですね。

総資本に占める自己資本(株主から出資された資本金や会社の利益の社内留保分の利益剰余金がそれに当たります。)の割合を計算したものです。

自己資本は返済する必要がないので、負債に比べて自己資本が多いほど経営は安定します。

 $$自己資本比率=(\frac{自己資本}{総資本})×100$$

自己資本比率が高い方が、経営は安定している状態と言えます。

日本の大企業における平均的な水準は40%前後と言われています。

しかし、一概に40%を超えているのかを判断するのではなく、同業他社と比べるのも重要です。

 

capital-adequacy-ratio

流動比率(短期的な支払い能力を見る)

次に見るのは、流動比率です。

ここでいう流動とは短期的(1年以内)な資産と負債から計算されるためです。

会社は資金繰りに行き詰まってしまうと、黒字でも倒産してしまうことがあります。

流動比率は流動負債(1年以内に支払い期限がある負債)を、流動資産(1年以内に資金回収される)でまかなうことができるかどうかを”見える化”した指標です。

 $$流動比率=(\frac{流動資産}{流動負債})×100$$

流動比率が高いほど安全性が高いと言えます。

日本の企業では120%以上あればまずまずと言われています。

current-ratio

固定比率(長期的な支払い能力を見る)

流動比率で短期的な支払いの能力を確認したので、次に長期的な支払い能力について確認します。

まずいきなりですが固定比率の求め方は以下の式になります。

 $$固定比率=(\frac{固定資産}{自己資本})×100$$

自己資本に占める、固定資産の割合を計算したものです。

固定比率の考え方は、企業が事業を行うにための資本が長期にわたり拘束される固定資産への投資は、返済の必要のない自己資本で行うべきであるというものです。

この固定比率は低い方が長期的な支払い能力があるとされます。

fixed-ratio

以上、3つの指標について解説しました。

これらの指標を用いて絶対的に判断するのではなく、相対的に同業他社と比べることが大切です。

企業の経営状態を示す指標は他にも様々なものがあります。(企業の安全性の他にも収益性を測る指標もあります。)

ここでは説明しきれなかった、他の指標についても今後解説していきたいと思います。

投資は自己責任です。ニュースで聞いた情報に頼るのではなく、今回解説した財務諸表を用いて企業の体力を確認するなどし、自分自身で考え、投資を判断することが重要です。

おわり

 

 

 

 

 

 

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