あなたは知っていますか!?習慣化するために必要なただ一つの方法

ベンジャミン・フランクリン

「ビジネス書を読んで良い行いを習慣化させたいけど、なかなか続かないなぁ。。。」

こんな想いを持ったことは、ビジネスパーソンなら誰しもあるのではないでしょうか。

早起き、勉強など習慣化させたいことは山ほどあると思います。

しかし、実際に始めてみても『3日坊主』と言う言葉通り、すぐに挫折してしまう・・・

ほとんどの方はなかなか『習慣化』ができずに、『習慣化』させること自体を諦めてしまっているのではないでしょうか?

しかし、この記事ではそんな『習慣化』をなるべく簡単にし、あなた自身の負担を軽くするただ一つの方法を紹介します。

ぜひとも、本記事の内容を実践し、あなたが理想とする生活を実現するために一緒に頑張りましょう。

アメリカ建国の父から学ぶ習慣化の方法

この記事では、そんな悩めるビジネスパーソンのためにアメリカ建国の父”ベンジャミン・フランクリン”が実践した『習慣化』のコツを紹介します。

 

2017年になり、新たな目標や計画を立てた方も多いのではないでしょうか。

「今年こそは、良い習慣を続けよう!」

そう気前よく宣言し、その時はやる気に満ちあふれていたでしょう。
しかし、一生懸命立てた計画もいつの間にかおざなりになり、やらなくなってしまう。。。
そのような、経験を誰しもしているのではないでしょうか(かくゆう筆者もなかなか続けられません涙)

そんな折、ある一冊の本『フランクリン自伝』に出会いました。
そこにある彼の『習慣化の方法』に衝撃を受け、「みんなにも知ってほしい」そう考え今この記事を書いています。

この記事では、アメリカ建国の父と言われる『ベンジャミン・フランクリン』とその著書『フランクリン自伝』について簡単に紹介し、彼が良い習慣のために守るべきと決めた『十三の徳』、習慣化の方法についてご紹介します。

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ベンジャミン・フランクリンとは

まずは簡単にベンジャミン・フランクリンについて紹介したいと思います。
写真は晩年のベンジャミン・フランクリンです。

ベンジャミン・フランクリン

ベンジャミン・フランクリン(ジョゼフ・デュプレシ画)※パブリックドメイン

ベンジャミン・フランクリンは1706年、まだイギリス領であったボストンで産まれます。

科学者であるとともに出版業者、哲学者、経済学者、政治家と多くの分野で輝かしい活躍をした偉人です。

晩年はアメリカ独立のために奔走し、アメリカ独立宣言の起草に関わるなどアメリカ建国の父とも言われています。
また、科学分野にも多大な影響を与えており、凧を使って稲妻が電気であることを発見したことでも知られています。

現在の100ドル札の顔もこのベンジャミン・フランクリンです。

「この顔見覚えあるぞ・・」

と思った方もいるのではないでしょうか。

いろいろな分野で活躍した、とってもすごい人なんです。

十三徳の樹立

ベンジャミン・フランクリンは自身の半生を記録として残しており、それが今でいう『フランクリン自伝』として今でも読み継がれています。

>>『フランクリン自伝 (岩波文庫)』の詳細を見る

自伝には、少年時代から出版業を起こし成功していく過程がつづられています。

その中でも、特筆すべきが『フランクリンの十三徳』です。

これはフランクリンが『良い習慣』を行うために守るべき徳を十三個設定しました。

以下に岩波文庫版『フランクリン自伝』よりその内容を引用します。

第一 節制

飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。

 

第二 沈黙
自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ

 

第三 規律
物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。

 

第四 決断
なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。

 

第五 節約
自他に益なきことに費すなかれ。すなわち、浪費するなかれ。

 

第六 勤勉
時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。

 

第七 誠実
いつわりを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出すこともまた然るべし

 

第八 正義
他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。

 

第九 中庸(ちゅうよう)
極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。

 

第十 清潔
身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。

 

第十一 平静
小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。

 

第十二 純潔
性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。

 

第十三 謙譲(けんじょう)
イエスおよびソクラテスに見習うべし。
引用:『フランクリン自伝』 松本慎一・西川正身訳 岩波文庫 ISBN4-00-323011-6

フランクリンは自分にとって必要だと思ったものを、13徳としてまとめました。

それぞれを見てみると、フランクリンは『時間の大切さ』を重要にしていることがわかります。

例えば、『規律』の徳には「仕事はすべて時を定めてなすべし」、『決断』の徳には「なすべきことをなさんと決心すべし」、『勤勉』の徳には「時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。」と徹底して時間を無駄にしないように努めています。

あの有名なことわざ『時は金なり(Time is Money)』という言葉ももとはベンジャミン・フランクリンの言葉だと言われています。

この徹底した時間管理と彼の勤勉性がフランクリンを印刷工からアメリカ建国の父になるまでの大出世の原動力となったのではないでしょうか。

私も仕事をする上では、『規律』の徳にある「仕事はすべて時を定めてなすべし」を改めて心に刻みたいと思います(ちゃんとできるかは保証いたしかねます。。。)

仕事に役立つものといえば、『謙譲』もビジネスに大いに役立つ徳のひとつです。

『謙譲』の説明には「イエスおよびソクラテスに見習うべし」と書いてあります。

これだけでは何のことだかわかりませんよね。

この『謙譲』はつまり「他の人の意見を真っ向から反対したり、自分の意見を独断的に主張することをすべて控える」ということです。

フランクリンはこの『謙譲』の徳を定めるまで、議論となるとすべて自分が正しいと主張し、また言うだけでなく「思い上がった態度」をしばしばしていました。

しかし、これではいけないと考え『謙譲』の徳を定め、他の人の意見を真っ向から反対したり、自分の意見を独断的に主張することをすべて控えたのです。

具体的には、「確かに」や「疑いもなく」といった断定するような言葉を一切使わないようにし、「私はこう思う」や「こうでないかと思う」というような言葉に変えたようです。

また、人が間違いだと思う主張をしたとしても、それを指摘するのではなくまず最初に「時と場合によっては君の意見も正しいだろうが」や「自分にはそう思えるが」といった表現に変えました。

これによって、容易に相手の信頼を得られるようになり、かえって反対の意見も少なくなったとフランクリンは述べています。

これは、ビジネス書の定番としても有名なD・カーネギー『人を動かす』(創元社)にも「人を説得する十二原則」の一つとして同じような意見が述べられています。

仕事は人との付き合い(コミニュケーション)が非常に重要な要素です。

このコミュニケーションを円滑にするものが、相手を不快にさせないようにする『謙譲』の徳であり今を生きるビジネスマンには必須のスキルかもしれません。

習慣化の方法

フランクリンは先ほど紹介した13徳を習慣化するための方法を考えました。それは

『一定の期間、一つの徳に注意を集中させその徳が習得できたら、その時初めて他の徳に移る』

というものでした。

一気に全部を習慣化させようとすると注意が散漫となってしまい続かなくなってしまいます。

そうではなく、一つづつにすることで負担を軽くし続けられるようにしたのです。

『フランクリン自伝』の中には、実際にどのようにして習慣化しようとしたか具体的に書いています。

まず手帳に以下のような表を作りました。

毎晩その日にそれぞれの徳に関して守れなかったものを調べて、それを黒点で書き込むのです。

そして、これらの中の徳の一つをその週の課題として厳重に注意するようにします。

例えば、最初の一週間は『節制』に関する徳を守るため、どんなに小さなことでも『節制』に反するようなことをしないように注意します。その代わり、他の徳についてはそれほど格段に注意はせずなるように任せておきます。

それから、以下の表のように一週じゅう『節制』の行に黒点をつけずに済めば、『節制』の習慣は強められたとして次の徳に移るのです。

 
              節制
      沈黙
          規律
            決断
            節約
              勤勉
              誠実
              正義
              中庸 

次の週は『節制』と『沈黙』の2行に黒点をつけずに済めば、次の徳に移る。というようにすべての項目に対して黒点がつかないよう日々、自分のおこないに注意し検査をしたのです。

このように、いきなり直したいものを全部いっぺんにやるのでは注意が散漫しすぐにバテテしまいます、1週間一つのことに集中して直していく、これがベンジャミン・フランクリンの良い習慣の続け方なのです。

自分の仕事にも活用できる

この13徳は仕事をする上で自分が足りないと思うことに置き換えて、実践することもできます。

例えば、仕事で論理的な思考を身につけたいと思ったら、『なぜ?を大切にする』だったり、『ゴールを仮置きする』という項目を定め、手帳に同じように表を作り、1週間はその一つのことだけに集中する。そして、毎晩同じようにできなかった場合は黒点をつけてチェックする。

このように、自分の足りないところを1週間かけて注意していけばそのうちそれが『習慣』となり、特段注意しなくても無意識にできているようになっているのではないでしょうか。

最後に

これまで、フランクリンの習慣化の方法について紹介しました。

最初に本を読んだ時、「私のような『意識高い系じゃない』人間がこんな高尚なことができるか!!」と考えていました。

しかし、仕事をする上では日々進歩が必要です。

私もこれを機にベンジャミン・フランクリンを見習い、自分に足りない項目を定め、日々自分のおこないをチェックし『意識高い系』『できるビジネスマン』になろうと思います。

これを読んでくれたあなたにも、ぜひフランクリンの良い習慣の続け方をやってみてはいかがでしょうか。

では、いつまでもあなたのお役に立つことを祈りつつ

参考文献

『フランクリン自伝』 松本慎一・西川正身訳 岩波文庫 ISBN4-00-323011-6

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