仕事ができるビジネスマンに!考える力が身につく7つのコツ

考える力をつける

「もっと考えなさい」「考えが浅い」

これらは、仕事で一度は言われたことがあるフレーズなのではないでしょうか。

 

仕事をしていると、自分で企画を考えたり意見を求められたりするケースが度々あります。

ですが、どんなに考えてもいい企画が出てこないし、そもそもどのように考えればいいアイディアがでてくるか分からない、と悩んだ経験が一度はあるのではないかと思います。

 

ですが、考える力は決して生まれ持ったものだけではありませんし、いくつかのコツをつかむことで飛躍的に向上させることができるものです。

特に、世界最高峰の頭脳集団と呼ばれるマッキンゼーアンドカンパニーやボストンコンサルティンググループを初めとしたコンサルタントグループに所属する人たちは、そうした考える力を身につけるための訓練を、仕事を始める前や仕事中に徹底的に行います。

今回は、そうした世界のトップ集団も実際に行っている、考える力を身につけるためのコツをご紹介していきます。

 

コツ① 分からない事を分かる事が考える力を身につける始まりです

頭の中を整理し、考えるためのピースがそろっているかを確認することが第一歩です

まず初めにご紹介するのは、自分が取り組む仕事の目的は何か、そしてそれを考えるために必要な知識は何かを整理しておくという事です

仕事をしていく際、考えがまとまらない時によくあるケースとして、何が分からないかが分かっていないために、いくら考えても答えが出てこないという状況があります。

つまり、考えるために必要なピースが抜けているために、思考を巡らせても一向に答えが出てこない、という段階です。

ここでいうピースとは、そもそもの考える方向性であったり、考えを出す時の前提条件であったりします。

 

仕事には必ず目的が存在しますし、また、ほとんどのケースで前提条件がある上で思考を構築していくことです。

また、考える力があるという事は、物事を整理する力と構築する力があるという事でもあります。

そのため、まずは考えを整理していきながら、足りないピースは何か、そもそもとして今回の仕事の目的は何なのかを理解することから、考える力を身につけることは始まっていきます。

仕事の目的を明確にする

理想と現在の状況のギャップを認識していますか?

考える力を身につける際に最も大切な事は、その仕事の理想的な状況をはっきりとさせておく事です

これを明確にした上で現在の状況とのギャップを把握することができれば、後はそれを埋めるための取り組みを考え、または参考事例を参照することで、考えはまとまりやすくなります。

 

仕事で企画を考える際、どのような状況になっていれば大成功なのか、という事を初めに考えられているでしょうか。

社内の業務改善を考えるとしたら、どのような人の流れ、業務の流れができている事が理想的なのか、考える事ができているでしょうか。

それが理解できていれば、現在の状況ではどこにつまずいているかが分かりやすくなりますし、考えを集中させることができます。

そうすると、過去に同じような仕事で悩んだ人の事例も探しやすくなりますし、また考えがずれる心配もありません。

 

ですから、取り組みの目的を明確にしたうえで理想と現在の状況のギャップを理解する事で、考える力は身につきやすくなります。

理想的な状況を把握する

 

コツ② カテゴリーに分類し深掘りするロジックツリーで物事を整理しましょう

考える力を身につけるための基礎、フレームワーク

理想的な状況が明確になったら、次はその解決策として挙げられることをピックアップし、そして一つ一つ検証していく作業に入ります。

この時に活躍する考え方が、ロジックツリーと呼ばれる考え方、一般的にフレームワークと呼ばれるものです。

 

フレームワークという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは数学でいう定理のようなもので、この考え方に沿って一つ一つ考えていくことで頭の中を整理しやすくなり、そして効率的に答えにたどり着くことができるという思考術です。

その中でも、ロジックツリーは基本中の基本とも呼べる考える力を身につけるための非常に重要な思考術です。

 

誰でもできる、考える力を身につけるためのコツ、メモをとる

ロジックツリーについて触れる前にぜひ行っていただきたいのが、メモを書きながら考えると言う事です。

残念ながら、人の脳というのはあまり記憶する事に特化していません。

ですから、考えをまとめている最中でさまざまなアイディアや思考が交錯して、混乱してしまいやすいものです。

それを回避するためには、ノートなどに考えを書きながら、取り組んでいる仕事上の関連性やカテゴリー分けを行う事が効果的です。

 

これを行うだけ、頭の中だけで考えている時には結びつかなかったアイディアが結びついたり、思考が整理されたりして飛躍的に考える力が向上します。

仕事の基本ともいえるメモを取るという行為は、考える力を身につける時にも基本的なコツと言えます。

 

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思考を整理するためのフレームワーク、ロジックツリーとは

さて、ロジックツリーについてですが、これは思考を木の枝のようにカテゴリーごとに分類を行い、深掘りをしていく作業です。

テーマに基づいて考えていく時、必ずさまざまなアイディアが出てくるでしょう。

ですが、それが仕事で成果を出すためにいいのか悪いのかは、深掘りをしてみないと分かりません。

また、2~3個のアイディアについて深掘りを行った後で、最初に考えたアイディアのヒントになる考えが出てくることもあります。

そうした時、素早く分かりやすく、元のアイディアについて考えを巡らせることができるのが、このロジックツリーです。

 

例えば、仕事で利益を上げるためにはどうしたらいいか、という事がテーマとして挙がったとします。

この解決策としては、売上をあげる事、原価を下げる事の2つに大きく分類されるでしょう。

そうすると、売上を上げるための策として、新たな販路を獲得する事や、既存の顧客に対してさらに購入してもらうという事が考えられるかもしれません。

さらに、販路を獲得する策としては既存顧客から紹介してもらったり、新しい地域に営業をしたりするという事が考えられるかもしれません。

また、原価を下げるための策としては、輸送費を下げたり、人件費を削減したり、もしくは原材料のコストを下げるという策が考えられます。

 

このように、一つ一つの要素をカテゴリーに分類し、関連付けて深掘りしていくのです。

そうする事で、論点をずらすことなく、具体的な策を出しやすくなります。

特に深掘りをする際には、4~5段階程度まで掘り下げていくと、より具体的で現実的な策が出てくるものです。

そうして出てきた案に対して仕事上の優先順位をつけることで、よりよい案を出しやすくなります。

 

ロジックツリーは、考える力を身につけるために非常に重要なコツと言えます。

仕事だけではなくプライベートでも活用できますので、ぜひ身に着けていきましょう

ロジックツリーで思考を整理する

コツ③ モレなく考えを出すMECEの思考法で土台を作りましょう

考える力を身につけるために、ロジックツリーと同じくらい重要なコツとなるのが、MECEです。

MECEは、「ミーシー」または「ミッシー」と読み、「もれなく、ダブりなく」という意味です。

[aside type=”normal”]Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味します。[/aside]

もしこの時、売上を上げるという案しか出てこなかったらどうなるでしょうか。

原価を下げるというカテゴリーから派生する案が出なくなってしまい、それによって思考が狭まってしまいます。

この思考の狭まりは、時として仕事に大きな支障をきたす場合もあります。

これを避けるために考えなければいけない事が、このMECEなのです。

 

特に上層の思考段階ほど、考えに漏れがないかを注意深く検討する事です。

それができれば、より幅広い考え方ができるようになり、頭の中だけでは思いつかなかった案が出てくることもあります。

この時に重要な事は、合っているかいないかではありません。

それよりも、漏れていないかどうかの方が重要です。

後になっていろいろと検討した結果、この案がもっとも有効であるという事の説得材料にもなりますから、モレなく考えを出していくという事を意識していきましょう。

MECEな状態

コツ④ ゼロベース思考でフラットに物事を考えることで思考は研ぎ澄まされていきます

4つ目のコツは、ゼロベース思考です。

これは、仕事をする上では先入観を持たずに真っ白な状況から物事を考えていきましょう、という考え方です。

世の中はイノベーションを起こそうと盛んに言われていますが、イノベーションとは、既存の考え方から抜け出したところにあるものです。

 

有名な例ですが、さまざまな機能がついた、説明書がなくては扱いきることができないような携帯電話が重宝された時代に、アップルは説明書なしでも使えるほどのシンプルさをコンセプトにしてアイフォンを市場に登場させ、そして瞬く間にシェアを獲得していきました。

説明書がなければ使えないような製品はユーザビリティ―に欠けているという考え方は、それまでの市場にはない考え方でした。

 

逆に、日本の主要産業であったモノ作りは、「いいものさえ作れば売れる」という固定観念から離れることが遅れてしまったため、世界から遅れをとる結果となってしまいました。

 

このように、仕事において事業を発展させていくためには、先入観を持たずにフラットな視点から物事を捉えていく必要がある場合があります。

その時に活躍するのがゼロベース思考です。

 

ロジックツリーを活用して物事を考えていく際には、これは違うかな、これは効果がでないかなという考えから離れ、とりあえず生まれたアイディアは残しておく、深掘りを行っていく事で、思いもよらぬアイディアは出てくるものです。

ゼロベース思考は、イノベーションを起こすために重要な思考のコツと言えます。

 

コツ⑤ 間違いを恐れることなく仕事のアイディアを出していきましょう

仕事において、物事を考える時に最も恐れなくてはいけない事は、思考を狭めてしまう事です

特に日本の学習は、正しい答えを出すことを良しとし、周囲と同じであることを推奨してきました。

結果、例えば突拍子もない答えや、あまりにも的外れな答えを避けようとして、無難なところにたどり着こうと考えてしまいがちです。

 

ですが、考えをまとめるコツは、そうした無難なところから殻を破る事です。

なぜなら、殻の中に存在する既に持っている答えならば、考えることなど必要ないためです。

また、自分の中にある答えで満足していては、そこに成長を求めることも難しくなってしまいます。

 

ですから、間違いを恐れてはいけません。

とにかく、これは違うかなと思う事も含めて一つ一つ考えを整理し、そしてどんどん突き詰めて考えをまとめていくようにしましょう。

もし間違ったアウトプットを出してしまったときも、そこから新たな学びや気づきを得られるはずです。

そして、そうして学びを得ていくことで自分の知識レベルを高めていくことができますし、結果的に優れた考えを生み出すこともできるようになっていきます。

 

逆に、間違いをおそれていつも無難な考えでまとめてしまうと、優れた考え方は身につかなくなってしまいます。

若い時はそれでもまだ許されますが、年を重ねていくとそれが通用しなくなってしまいます。

特に問題解決能力などはマネージメントの仕事をする際には必須のスキルともなりますから、できるだけ早いうちから仕事上の問題と向き合い、そして解決するという経験を積むように心がけていくとよいでしょう。

 

コツ⑥ 「なぜ」を5回続ければ仕事の解決策は出てくるものです

物事を深掘りするコツは、「なぜ」を5回繰り返す事です。

考えが浅いと言われる理由は、この「なぜ」という問いかけを行う回数が少ないために起こるものです。

 

どんなに優秀な人でも、一度のなぜで最適な答えにたどり着くことは難しいものです。

むしろ、なぜが少ないということは幅を広げきれていないという証拠でもありますから、考え方が深い人ほど自分に問いかける回数が多いものです。

 

また、初めの内は「なぜ」と問いかけても答えがなかなか出てこないかもしれません。

そのような時でも、まずは粘り強く考えてみましょう。

そして、そこまで考えてどうしても答えが出てこないようであれば、その思考プロセスも含めて相談してみるとよいでしょう。

 

「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という有名な格言がありますが、大切なことは、答えにたどり着くまでのプロセスを学ぶことです。

ですから、どうしても考えがまとまらずに答えに窮してしまった時は、それまでの思考プロセスを伝えた上で質問してみるとよいでしょう。

そうすれば、次回以降、どのように考えれば適切な答えを導いていけるか、その考え方を学ぶことができるはずです。

 

コツ⑦ 常に情報を集めることが、点を線に変えていきます

一つ目のコツの中で、考えをまとめるためのピースが何かを理解することが大切だとお伝えしました。

このピースは、常日頃から集める癖付けをする事が重要です。

 

仕事をしていると、さまざまな情報が入ってくると思います。

それは上司の仕事に取り組む姿勢や知識であったり、もしくは知識を集めるツールであったりします。

それらを常日頃から収集しておくことで、いざ考えをまとめる際に、すぐにピースを埋めることができます。

また、そうした情報を持っていれば、深掘りをしていく時に幅を持たせることができるようになるでしょう。

 

そうして、少ないピースでは点でしかなかった情報が時を重ねるごとに線となり、そして優れたロジックツリーを構築することにつながります。

優れた考え方を持っている人、深くまで考えをまとめることができる人は、経験もさることながら、日頃から情報を集めることに余念がありません。

新聞や本などからも情報を集めていますし、その情報の中には、優れた実績を残した人たちの、物事を捉える視点も含まれています。

そうした一つ一つのピースは、社会人になってからでも集めることができますし、身につけることができるものです。

 

仕事で活躍するための考え方は、このように身につけることができるスキルです。

そして考えを構築するためには、または深掘りをしていくためには、情報というツールが必要です

本や新聞を初めとして文章でも、もしくはコミュニケーションの中でも構いませんから、意識的に集めていくことを始めていきましょう。

 

ビジネスの考える力 まとめ

仕事の質を上げていく考える力というのは、掛け算です。

もともとの地頭と考え方、つまりフレームワークに知識量を掛け合わせたものが、質の高いアウトプットを生むことです。

しっかりと経験を積み、知識を蓄えておけば、優秀な学生よりもはるかに高いアウトプットを出すことがで着るようになるでしょう。

 

ですから、今時点で考える事が苦手という方でも、臆することは在りません。

考え方のコツを学び、そして実際に取り組む中で精度を高めていけば、きっと考えることへの苦手意識は薄れていきます。

むしろ、人に考える力を身につけるコツを伝えたくなることもあるでしょう。

そうなれば、もっと、幅広い思考術も身についていきます。

 

考える力は、必ず身につけることができます。

自分を信じて、恐れずに第一歩を踏み出していきましょう。

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